大人(親や教師)がすることは?

教育の答えはないと言われているが、

目の前の子がゲームをし続けていたり、
部屋でパソコンや携帯でネットを見続けていたり
You Tubeを見ていたり、

なんとかやめさせたいとか思うことはありませんか?



暴言をはいたり、
手が出てしまったり、

怒ったり、叱ったりしませんか?



やめさせようとしたり、
注意したりしても全然変わらないということも。。

思考の変換

今までは教員・親は教えるものだと。しつけなければならない。

ちゃんと教えなければならない。

という考えがベースにありました。


そこから

コーチングという考えがベースになり、

「相手の中に答えがある」
ということで、子どもの主体性や自律を考えると、


大人がすることは、

「見守ること(信じること)」

簡単そうで難しい。。

そもそも見守るって、何もしないこと!?
って疑問がわくのでは!?

見守るとは?

見守るとは言葉の通り、何もしません。

ただし、そこに存在するってことですね!

例えば、
教員時代でも、基本的に教えることをしませんでした。

授業のはじめに、
大事なこと、伝えたいこと、説明したいことなど
語ったり、話したりするのが5分。


しかも聴きたい人のみ(-_-;)

本を読んでいる子もいれば、
ぼーとしている子もいる。

ひそひそと話している子もいるし、
背中を向けている子もいる。

とてもじゃないけれど、
教えている状況ではありません。。

それでも、
クラスの雰囲気は一段とよくなり、
「このクラスに入ると落ち着くのよね!」
という他のクラスの先生が言ってました。



3人程、同じことを言って、授業中でも入ってきたので、

なかなか温かいクラスだったんだなと自分は思っています。

なぜ何もせずに、はじめの5分だけ教師から大人から
思いを語るだけで主体性が育つのか?



教えるということは、
できていないから教えるってことになります。

教え続ける=いつまでもできていない

ってことに繋がります。

相手のことをできない人間だと思うことはなくても

無意識のうちに暗示させていることにもなります。

もちろん、
教えてほしいという子がいれば教えるのも良いのかもしれません。

基本的には見守ります。


ただ、応援しているよ。なんかあったら声かけてね。
と伝えるぐらいです。


見守ること=相手はできると信じること


その考え、思いが伝わったときには、
主体性や自律は育まれています。

自分たちでのびのびとしたいことをして
失敗もして、受け止めて

また
挑戦していく。



こんなに生き生きした姿はないなと感じるほど、

素敵な笑顔を見せていました。

もちろん、間違うことや失敗すること
悩む子もたくさんいます。

そんなときは

「大丈夫!!」
「どうしよっか?」


と、声をかけると、自分で考えて、また動き始めます。

友達と複数の人数だとより有効的。


家の中で、子供の人数が少ない場合でも
親が子どものことを信じきったときに

いろいろな方法で乗り越えていきます。



ぜひぜひ見守る姿勢を整えていくために、
大人自身が自分と向き合っていけると良いですね。


ネガティブでも、ポジティブでも
感情が生まれてきたら、

チャンス!!


感情が生まれたのはどんなきっかけがあったからか
どんな価値観、どんな今までの経験がそう感じさせているのか


成長するきっかけになりますね。